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CAD/CAM 冠ハイブリッドのトラブルを防ぐために


2012年以降より発売されたCAD/CAM 冠ハイブリッドレジンについては、 多くの患者様に補綴されました。従来のハイブリッドレジンジャケット クラウンタイプは保険適応ではなくCAD/CAM 冠用ブロックでミリングされた もののみ小臼歯・大臼歯(2016年4月以降メタルアレルギー患者様のみ) 単冠が保険適応とされました。再製作率は非常に少ないものの販売より 約3年経った今、CAD/CAM 冠ハイブリッドレジンを如何に患者様の口腔内に 長期保存できるかを考察してみました。

何故 破折や脱離が起きるのか?

当社の再製作の多くは、期間経過により破折・脱離が原因であることが わかりました。原因の一つとして考えられるのは、口腔内環境において何らかの 因子により破折もしくは脱離したものとみられます。考え方次第ではありますが、 それにより支台歯または対合歯が守れたとも考えられます。

次に考えられる因子としてセメント合着がうまくできていない可能性があります。CAD/CAM 冠ハイブリッドレジンは完全重合体です。従来のレジンにおいては、 未重合層との化学反応によりセメント合着が強固になりますが、 CAD/CAM 冠ハイブリッドレジンは未重合層が残っていないので、時間の経過と 共に弱まり脱離や破折が生じている可能性があります。少しでも永く保存していくには メーカー指定のセメントを使用していく必要があると思います(当社納品物には 内面にアルミナサンドプラスト処理を施しています)。

CAD/CAM 歯冠修復の支台歯形成

次にCAD/CAM 歯冠修復において、それに伴う支台歯形成が重要となってきます。 マージン部分はディープシャンファーまたはラウンテッドショルダーとし、 ジャンピングマージン(図1)にならぬように意識していただくこと、また咬合面の 隅角は鋭利な部分をなくしクリアランスを十分(1.5mm以上)とっていただくこと(図2) を必要とします。鋭利な部分があると必要以上に削合(オーバーミリング)し、 実際の口腔内のクリアランスより、薄くできあがります。また、レスト座の形成など必要な場合 (推奨してません)は十分なクリアランスを必要とします。詳しい支台歯形成の重要性については 関 千俊 先生(医療法人社団 関輝会理事長)による『CAD/CAM 歯冠修復の支台歯形成の重要性』 (DIM No.17March2017杏友会インフォメーション)に掲載されておりますのでご参照ください。

最後に、CAD/CAM 冠ハイブリッドレジン(CAD/CAM 修復全般)の長期保存には、 マテリアル等の進化に期待しつつも、デジタル化に伴う支台歯形成の必要性や 我々歯科技工士の知識や技術の合致が成功へ導くと思われます。

詳しいお問い合わせ先 
本社クラウンブリッジ部 
TEL直通03-3334-2625 
高橋康範
(K.O.Mail DIM No.18)



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