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Kプラスの調整
(ポリアミド系ノンクラスプデンチャー)


近年のノンクラスプデンチャーの進化と多様性には目を見張るものがあります。中でもポリアミド系ノンクラスプデンチャーKプラスは、強靭かつ柔軟な物性を生かし、深くアンダーカットを維持することが可能なため、審美的に優れ破折の心配も少なく、安心して患者様に使用して頂いております。しかしポリアミド樹脂の調整方法はアクリルレジンとは大きく異なるために、削合・研磨が難しいと言われています。このため、「調整・研磨のために長時間のチェアタイムが必要になってしまった」などの指摘を頂くことが少なくありません。

そこで、今回はKプラスデンチャーを製作するにあたり、普段製作現場で行っている調整方法を紹介させて頂きます。納品後の調整の参考になれば幸いです。

写真1

写真2

写真3

写真4

使用バーは、荒削り用ダイヤモンドバー(デンケン・ハイデンタル株式会社:写真①A、B、C)です。以前はクロスカットのカーバイトバー使用していましたが、このダイヤモンドバーはダイヤモンドバーの問題点であった高温による樹脂への焼き付けを回避できるものです。スリット構造とバー中央を中空にしていることにより冷却性に優れており、冷却のためにバーを休ませる必要がなく、高い回転数での連続した作業が可能になるので多用しております。

次のステップは、目の細かいシリコンポイント(株式会社東洋化学研究所:写真①D、E)を使用し、ダイヤモンドバーで荒れた面を整え、舌感の向上と義歯表面への汚れの沈着を防ぎます。細いバーは内面などに使用しています。作業上で注意を払う点としては、回転数25,000(回転/分)程度の低速回転とし樹脂が高温にならないように注意を払います。作業を進めてまいりますとポリアミド樹脂がシリコンポイントに焼き付いてきますので、ダイヤモンドドレッサーなどでバー表面の樹脂を除去しながら作業を進めます(写真②)。


最後にハンドピース用ポリッシングブラシ(写真①F)で光沢を出し終了となります。

ポリアミドデンチャーは口腔内に馴染むまでに当りなどが発生する場合がありますので、院内での調整はシリコンポイントまでとされ、数回床縁形態やバイトなどを調整して頂き、義歯が落ち着きましたら最終研磨となります(写真③)。

最終研磨で艶出しは専用の研磨剤をレーズにて研磨した方がよいため、ラボサイドでの研磨をお勧めしております。チェアサイドでの最終艶出しをご希望の場合は、ポリアミド専用の研磨キット(写真④)が必要となります。

杏友会では、お使い頂いているKプラスをお預かりして再研磨を承っております。新規製作と同じ工程で研磨を行っており、納品時の輝きを取り戻すことが可能ですので是非ご利用下さい。

◇Kプラス研磨

日数 中2日


株式会社杏友会 本社有床部 飯塚 航治
(K.O.Mail DIM No.10)



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